カレーの大原屋は、自店のオリジナルレトルトカレーをはじめとした商品の開発・販売を長年続けて来ておりますが、同時に他社様の加工食品をはじめとした様々な商品開発の支援も行っております。
特に小ロット生産と言われる300食~500食程度(多くても1,000食)の商品開発は数多く手がけて来ており、ジャンルはカレーだけにとどまりません。
これまで多くのレトルト食品の開発に携わってきた中で、商品化から販売に向かう流れの中で課題となっているのが、小箱やシールなどのパッケージにかかわる問題です。
小ロット生産で製造される商品そのものの完成形状は、個食パックと呼ばれる小袋である事が多いのですが、そのままでは商品としての価値は伝えづらく、また袋であることで売り場での陳列時に立てて並べる事ができないなどのデメリットがあります。
必然的に、外装となる小箱を独自に製造したり、シールを貼るなどの対応になるのですが、小ロット生産であるが故に、外装やシールに関わる廃棄ロスや、紙素材、プラスチック素材を複数使う事になったりと環境面のデメリットがあり、外装も少量製造となるため、当然コストも嵩みます。
ただでさえ、様々な原料の価格が上がる中でパッケージに関わるコストが高い事は商品を販売していく上では大きなデメリットとなります。
この様に小ロットの商品開発には複数の課題が重なっており、多くの企業の悩みの種となっているのが現状です。
そんな課題を解決するために開発した新しいアプローチのパッケージが、「大原屋式スタンドトライパック」です。
ゴミの減量化で環境面に配慮し、同時に小ロット生産商品のパッケージに関わるコストも削減するこの方式は、特許庁の実用新案申請を行い、2024年1月29日付けで正式に登録されました。
大原屋式スタンドトライパックは、様々な袋状の商品に幅広く活用可能なパッケージです。
1枚の厚紙に3本の折り筋を施し、袋状の商品と共に巻き込みながら折る事で、三角形の形状に組み上げます。
これにより、本体の強度が増すと同時に、商品を立てて陳列できる様になります。また、袋の形状や内容量によって、縦巻きでも横巻でも同様の効果が得られるパッケージです。
レトルト食品はもちろん、お菓子などの少量袋詰め商品、当地を代表する伝統食の干し柿をはじめとしたドライフルーツなどの乾物、計量で小型の工業用部品や材料にもお使いいただけます。
ぜひ、大原屋式スタンドトライパックを活用して、パッケージ作成をご検討ください。