十観山(じっかんざん)「青木三山」登山のコースタイム(昆虫博物館方面より)

道の駅あおき(長野県青木村)から望む十観山(左)と子檀嶺(こまゆみ)岳(右)
道の駅あおき(長野県青木村)から望む十観山(左)と子檀嶺(こまゆみ)岳(右)

長野県小県郡(ちいさがたぐん)青木村。通過した事はあっても立ち寄る機会がなかった地域ですが、この青木村には「青木三山」と呼ばれている「子檀嶺岳(こまゆみだけ)」「十観山(じっかんざん)」「夫神岳(おかみだけ)」の3つの山があると聞き、まずは1つ登ってみよう!という事で訪れました。

しかし、3つの山はドレも一発で読む事が難しい名前ですね。読み方が難しい山を「難読座(なんどくざ)」とでも名付けましょうか(笑)

「道の駅あおき」の案内看板で確認すると、青木村を囲むように3つの山がある事がわかります。

登山口は信州昆虫資料館方面からの十観山コース

まずは、信州昆虫資料館手前の横手キャンプ場の登山者駐車場を目指します。

道の駅あおきから、国道143号線を松本方面に進み、田沢温泉の看板を左に入って県道172号線へ。

田沢温泉入り口

道なりに進んで、田沢温泉バス停をUターン気味に右折。

道幅は狭めなので、対向車に注意しながら引き続き県道172号線を進みます。

横手キャンプ場・十観山登山者駐車場

キャンプ場利用者と十観山登山者の共用駐車場です。

春から秋にかけては、キャンプをしつつハイキングも楽しめて、子供連れなら昆虫資料館で夏休みの自由研究まで完成させられそうです。

県道172号線は冬季通行止め

駐車場のスグ先の分岐、直進方向の松本方面は冬季通行止めとなっていました。

登山者とキャンプ場利用者のためのトイレも冬季閉鎖中。

この分岐から十観山までは2.4km、ひとまず昆虫資料館方面へ舗装路を進みます。

※今回は駐車場から出発して、休憩まで含めて往復で約1時間30分でした。


十観山昆虫資料館方面からの登山ルートとコースタイム

横手登山者駐車場▶(3分)▶昆虫資料館分岐(林道入口)▶(20分)▶十観山登山口(植林地林道)▶(15分)▶山頂まで500m標識▶(8分)▶バイオトイレ▶(2分)▶十観山山頂▶下山(5分)▶山頂まで500m標識▶(10分)▶十観山登山口(植林地林道)▶(10分)▶横手登山者駐車場


昆虫資料館と林道の分岐

ひと息進むと、昆虫資料館と十観山登山口に向かう林道との分岐。

道なりに右に進めば昆虫資料館。

左の細い林道が十観山登山口に向かう林道です。

分岐からは部分的にコンクリート舗装区間もある林道歩きです。

林道区間を淡々と進みます。

一部眼下に青木村を見渡せる場所がありますが、他は特に見どころもありません(;^_^A

林道を進むと伐採された植林地に出ます。ここから一息進むと登山口です。

伐採作業の跡がまだ新しい作業道を進みます。

見上げると白樺の木がチラホラ見えるポイントが登山口。

進行方向左の斜面に入り、ここからは登山道らしくなります。

伐採後の開けた斜面をつづら折りに登れば、独特の形をした子檀嶺岳(こまゆみだけ)が見えるポイントに出ます。

右側に少し雲海も見えていますね。

伐採区間の先は林の中の落葉で埋もれた登山道。

急登とまでは行きませんが、ナカナカしっかりした登りが続きます。

林の中に山頂まであと500mの表示板。

軽く水瓶補給休して進みます。

十観山バイオトイレが見えたら間もなく山頂

山頂間近になって少し傾斜がキツくなった頃に見えてくるのが十観山バイオトイレ。

環境への取り組みは各地の山で進んでいますね。

ちなみに冬季(11月~3月くらい?)は閉鎖されています。

トイレの先は最後の登り。この区間は短いですが、グイっとキツめの登りです。

十観山(標高1284.5m)山頂!そして雲海の眺め

駐車場から登りはじめて1時間かからずにこの絶景!

手前は青木村、奥は上田市方面。

雲海は千曲川の朝霧が生み出す景色でしょうか?

山頂は林の中でありながら、広く平らなスペースがあります。

地元の小学校は遠足で登ったりするんですかね?

山頂の西側からは木々の向こうに北アルプス。

欲を言えば、こちら側も少し伐採して眺望が欲しいなぁ~。


十観山昆虫資料館方面からの登山ルートとコースタイム

横手登山者駐車場▶(3分)▶昆虫資料館分岐(林道入口)▶(20分)▶十観山登山口(植林地林道)▶(15分)▶山頂まで500m標識▶(8分)▶バイオトイレ▶(2分)▶十観山山頂▶下山(5分)▶山頂まで500m標識▶(10分)▶十観山登山口(植林地林道)▶(10分)▶横手登山者駐車場


山頂で少し散策して下山です。

落葉の登山道はふかふかして膝には優しいですが、乾燥した葉っぱは滑りやすいので注意。

9時過ぎの画像ですが、日陰はまだ霜で真っ白です、落葉の区間とは違った意味で滑りやすいので引き続き慌てずに下ります。

登山道の先に見えるのは築北村の四阿屋山でしょうか?雰囲気のある良さそうな山、日帰り登山の候補になりそうです。

林道との合流地点まで降りて来ました。

ここからはまた淡々と林道歩きで駐車場へ戻ります。

信州昆虫資料館

人の気配もない冬の朝、ひっそりと佇む信州昆虫資料館

賑わいうのは夏休み期間中でしょうね。

昆虫資料館からも十観山の登山道に行けるようです。

昆虫資料館の駐車場を見渡すと、コンクリートの階段の手すりに何やら看板が。

ここからも十観山の登山口につながっているルートがあるようです。この駐車場に停めてもOKなのであればコチラからのルートもありですね。

下山後は田沢温泉「有乳湯」(うちゆ)で朝風呂!

登り始めは寒かったですが、短時間ながら、なかなかの登りと運動量がありましたので汗もしっかりかきました。

という訳で、下山後は田沢温泉で朝から入れる温泉「有乳湯」(うちゆ)へ直行。

地元の方はモチロン、観光の立ち寄り客も多い温泉で、朝はなんと6時から営業!しかも大人1人200円!という格安温泉。

田沢温泉は、ぬるめの湯が特徴で、肌はつるつるになり、高血圧症や神経痛、皮膚病、慢性リューマチなどにも効果があるとか。

別名「はらみの湯」と呼ばれていて子宝のご利益もあるそうです。

この日は11月下旬の平日だったのですが、私が訪れた10時前の段階で多くのお客さんが来ていました。素晴らしい!

今回は青木三山の一つ「十観山」をまず攻略しましたが、まだ「子檀嶺岳(こまゆみだけ)」と「夫神岳(おかみだけ)」の2つの山が残っています。また温泉めぐりと併せて青木村に訪れたいと思います。



この記事を書いた人

信州味噌入りカレー専門店

カレーの大原屋

https://www.ooharaya.com/

尾沢あきら