
戸隠神社の「五社巡り」に徒歩でチャレンジ
長野県内の神社でも人気が高く多くの観光客が訪れるのが「戸隠神社」です。私もこれまで中社には数回参拝しているのですが、奥社までは行った事がありません。今回はせっかくなので、戸隠神社の五社すべてに参拝す五社巡りを徒歩でチャレンジします。
戸隠神社「五社巡り」コースタイム
宝光社駐車場▶(5分)▶宝光社本殿▶(15分)▶火之御子社▶(15分)▶戸隠神社中社▶(30分)▶戸隠神社奥社参道入口▶(15分)▶随神門・小百合杉▶(15分)▶戸隠神社奥社▶下山開始▶(25分)▶戸隠神社奥社参道入口▶(25分)▶戸隠神社中社▶(20分)▶宝光社本殿▶(5分)▶宝光社駐車場
※区間タイムに各神社等での滞在時間は含みません。
※実際には9:53に宝光社駐車場を出発して、13:50に駐車場戻りました。

戸隠神社の「五社」は、・宝光社(ほうこうしゃ)・火之御子社(ひのみこしゃ)・中社(ちゅうしゃ)・九頭龍社(くずりゅうしゃ)・奥社(おくしゃ)の5つ。
宝光社の駐車場から五社巡りスタート!

平日の午前10時前ですが、既に駐車場は8割程度埋まっています。
身支度を整えて早速出発。

まずは宝光社の階段上りから。

戸隠神社宝光社
御祭神 天表春命(あめのうわはるのみこと)
御由緒並びに御神徳
御鎮座年代古く第七十代、後冷泉天皇の康平元年(一〇五八)に奥社より遷祀奉斎されました。
御祭神は中社の御祭神 天八意思兼命の御子神様で技芸、裁縫、縁結、安産、厄除、家内安全などの御神徳があり、婦女子や子供の守り神としての
御霊験もあらたかにして、広く萬民に高大なるお恵みを給う大神様です。

それなりの勾配がある宝光社へ向かう階段。ご高齢のかたも休み休み登られていました。
戸隠神社「宝光社」

まずは一社目、宝光社に参拝。
宝光社御朱印授与所

本殿の左にある御朱印授与所で御朱印をいただきます。

御朱印をいただいた後、本殿の右奥から火之御子社へ向かいます。
戸隠神社「神道」

神の道と書いて「神道(かんみち)」と呼ばれる参拝道。遊歩道として整備されていて気持ちよく歩けます。

ここ数年、長野県内にツキノワグマ出没注意報や警報が発令される事も増えました。これだけ多くの観光客が訪れる場所でもツキノワグマの危険はありますのでご注意を。
伏拝(ふしおがみ)

火之御子社へ向かう神道(かんみち)の途中には「伏拝(ふしおがみ)」のご神木と石碑が祀られています。

伏拝(ふしおがみ)
室町時代の古書に「御正体飛来の処、伏拝と称す」と記しています。
天歴年中 (九五〇頃) 阿智の祝部 (神主)が、宝光社の御祭神・天表春命を奥社に合祀しました。
康平元年(一〇五八) 天表春命の御正体が、この地に飛来し「奥社は、女人禁制にして、冬は登拝が困難である。この地は、四季を通して老若男女がお参りできる社を建て、我を安置せよ」と申されました。里の人々は、御神意によって、宝光社を建立し、御正体をお祀りしたと伝えている。
神道の分岐を右へ進んで火之御子社へ

伏拝(ふしおがみ)の先にある分岐を右に進むと火之御子社です。
熊避けの鐘と標識が設置されています。
戸隠神社「火之御子社」


火之御子社は少し小じんまりした本殿ですが、木々に囲まれて厳かな雰囲気が良いですね。
火之御子社の「夫婦杉」(結びの杉)推定樹齢500年

火之御子社の本殿裏手には推定樹齢500年と言われる「夫婦杉」(結びの杉)があります。こちらも参拝して神道に戻ります。

火之御子社からは一旦遊歩道に戻りますが、その後は住宅街を縫って進む区間となります。

遊歩道が終わると、普通の生活道路にでるので「コッチで良いのかな?」と少々不安になりますが、チラホラ他の参拝客も歩いているので迷う事はないでしょう。

一般住宅エリアから、蕎麦屋が数軒ある坂を登ると、中社の鳥居が見えてきます。

戸隠神社の中社前広場は、バス停あり、駐車場あり、タクシー乗り場あり、有名蕎麦店ありと賑わっています。
戸隠神社中社の「三本杉」

戸隠神社中社の3本杉。三俣になっている杉だからそう呼ばれていると思っていたら違っていました(;^_^A
中社の鳥居を囲むように正三角形状に3本の杉が植えられていて、その3本の杉が「三本杉」なんだそうです(下山後に調べて知りました)
中社本殿前「笹の輪くぐり」期間中でした

偶然にも、私たちが五社巡りで行った日が戸隠神社中社の「笹の輪くぐり」最終日でした。

笹の輪くぐりの作法に従って、輪をくぐった後に参拝です。
戸隠神社「中社」

戸隠神社中社「御朱印授与所」

火之御子社は無人の神社ですので、火之御子社の御朱印と中社の御朱印は、コチラの授与所でいただきます。

中社の駐車場の脇を抜けて、奥社を目指します。しばらくは舗装路。

砂利道になった先の分岐、右ルートに進みたくなる雰囲気ですが直進しましょう。ちなみに私たちは、まんまと右に進んでロスタイムでした(;^_^A

県道36号線(主要地方道信濃信州新線)を横断して、奥社道を進みます。

緑に囲まれた広い遊歩道、軽いアップダウンもありいい感じ。所々にぬかるみや水たまりもあります。
奥社道の途中には戸隠山を望めるスポットもあります

奥社道の遊歩道を抜けると、奥社参道前の賑わい。

トイレ、バス停、お土産物屋、飲食店、戸隠信者村もこのエリアにあります。

トイレをすませて、案内板をチェックしたら奥社へ向かいます。

参道鳥居を抜けて、奥社へは一本道。
戸隠神社 奥社 随神門

朱色の門と屋根の緑のコントラストが印象的な随神門。インバウンドの観光客も多く皆さん写真を撮ってます。

門をくぐった先も杉並木の参道が続きます。

戸隠神社奥社参道の「小百合杉」(さゆりすぎ)

JR東日本のテレビCMで吉永小百合さんがこの杉の洞に入っているシーンが使われた事で一気に注目される事となった杉。
その後「小百合杉」と呼ばれるようになったそうです。
※現在は洞の中に入る事はできません。

引き続き杉並木の参道を進み、階段が見えてきたら奥社はスグそこです。

戸隠神社奥社、九頭竜社、御朱印授与所が階段で結ばれています。
戸隠神社「九頭竜社」

九頭竜社は修繕中につき、全貌を見る事はできませんでしたが参拝はできました。いつかまた来ます!

九頭竜社から階段をひと登りすれば終点の戸隠神社「奥社」です。
戸隠神社「奥社」

厳冬期は雪深い場所だからなのか、奥社は木造ではなくてコンクリート造。奥は洞窟の様な形状になっているように見えます。
戸隠神社奥社 御朱印授与所

コチラの授与所で九頭竜社と奥社の御朱印をいただきます。
これにて五社巡り完了!
戸隠神社「五社巡り」御朱印コンプリート!

戸隠神社の五社を巡り、御朱印を全て集めると、特典として「オリジナルしおり」もいただけます。御朱印帳に挟んでおけて便利、グッドアイテムですね。
無事に全ての神社の参拝を終えて、来たルートで戻ります。

帰りは下る一方ですので、ペースも早いです。

中社も引き続き賑わってます。

神道(かんみち)で宝光社まで戻ってきました。

五社巡りは決して険しい道中ではありませんが、軽く疲労もある中で、宝光社の急な階段を下ることになりますので慌てず注意して。

戸隠神社五社巡り、無事に下山完了です。全行程を徒歩でまわって、往復で約4時間のハイキング。なかなか良い運動になりました!
是非あなたもチャレンジしてみてくださいね。

戸隠神社「五社巡り」コースタイム
宝光社駐車場▶(5分)▶宝光社本殿▶(15分)▶火之御子社▶(15分)▶戸隠神社中社▶(30分)▶戸隠神社奥社参道入口▶(15分)▶随神門・小百合杉▶(15分)▶戸隠神社奥社▶下山開始▶(25分)▶戸隠神社奥社参道入口▶(25分)▶戸隠神社中社▶(20分)▶宝光社本殿▶(5分)▶宝光社駐車場
※区間タイムに各神社等での滞在時間は含みません。
※実際には9:53に宝光社駐車場を出発して、13:50に駐車場戻りました。