飯田市北方の信濃路自然歩道から佐倉神社を目指します。
飯田市は山の多い地域という事もあって、たくさんの遊歩道があるはずなのですが、そのほとんどが知られおらずモッタイナイ気がしています。
今回歩いた遊歩道もその一つ。
以前、ウォーキングで近くを歩いた時に偶然見つけて「いつかは歩いてみよう」と思っていたルートです。
広域農道から少しわき道に入った場所からスタート
飯田市切石から阿智村方面へ通じる広域農道から右のわき道に入ります。
特に標識などもありまあせん(;^_^A
用水路沿いにしばらく進むと左手に遊歩道の案内看板が設置されています。
信濃路自然歩道(飯田市北方)
地元の農家さんのビニールハウスの間を抜けて山へ入って行きます。
案内看板は1~7まで設置されている様ですね。
雰囲気のあるルートマップも良いですね。
ビニールハウスと民家の間を進んで、舗装路が途切れると登山道的な区間の始まり。
途端に人の気配も無くなり、ひっそりとした中にカサカサと風の音だけが聞こえます。
遊歩道自体は整備されているので歩きやすいですが、昼間でも薄暗い場所もあります。
左側に丘を回り込むようにして進むと階段区間。
ここにはいくつも動物の糞がありました。
ポツリポツリとあるのは猿?まとまって山になってるのは狸でしょうか?踏まないように注意(笑)
南アルプスビューポイント(1)
階段区間を登りきると見事な景色!手前の果樹園から、飯田市街地、そして遠くに雪をかぶった南アルプスがキレイです。
しばらく稜線を歩いて、左側に少し下ると案内看板(2)があります。
この先は「きのこ山」
9月15日~11月9日までの期間中は一般の入山は禁止となっていますので要注意。
軽いアップダウンがありつつ気持ち良い道が続きます。
少し開けた植林エリアに案内看板(3)
イラストマップ上では、ここが一番山深いポイントの様ですね。
案内看板(3)のスグ先には雰囲気のある橋が現れます。渡ってみると、堰堤の上が橋になっている事がわかります。
紅葉の季節には良い写真が撮れそうですが、きのこ山入山禁止期間とかぶるので来れないかも?
橋を渡ると案内看板(4)
登山道的な区間はここで一旦終了。
コンクリート舗装の農道をひと息下ります。
民家のある辻に案内看板(5)
ここから案内看板(6)までは結構近くて、思わず見落としそうになります。
右手の枝道に進んで、ふたたび山へ。
かわいらしい木製の橋を渡って進みます。
竹藪区間の先は明るく開けているようです。
北方壮年団創立記念看板
開けた場所に出ると「北方壮年団創立記念」の看板。
これが案内看板(7)なんだと思われます。
平成23年に30周年を記念して遊歩道を整備し、令和3年に40周年を記念して再整備と新たに看板を設置されたのでしょう。
サフォークの牧場!?
案内看板の先に進むと「メェ~メェ~」とヤギの声?が聞こえてきます。
こんな場所に?と思って近づいてみると、ヤギではなくて羊。
サフォークが飼われていました、なんだか平和そうで癒しのひととき。
南アルプスビューポイント(2)
サフォークに見送られて?ひと坂登ると、果樹園の中の農道から南アルプスの絶景です。
この場所は日の出を見に来ても最高でしょうね!
三和観光農園さんを左折して、佐倉神社方面へ。
川沿いに進むと、遠くに小さな標識が見えてきます。
右の標識は笠松山登山道の入り口。先にある左の標識が佐倉神社方面の標識です。
標識に従って砂利道を進めば、ほどなく佐倉神社駐車場に到着。
飯田市の桜の名所「佐倉様」の愛称で親しまれています。
桜の季節には大勢の花見客が訪れる、飯田市の桜の名所です。
最後のひと登り!で神社にお参りします。
今回のゴール地点、佐倉神社に無事到着。
スタート地点から約3.5㎞、45分のウォーキングでした。
佐倉神社の由来
江戸前期、下総国堀田候の重税で苦しむ農民の為に、身を捨てて救った印旛郡公津村名主木内宗吾郎を祭る宗吾霊堂の神霊を勧請した神社で、昭和初期の不況下の社会経済を安定させようとする住民の祈願により創建された。
改めて佐倉神社の由来を見ましたが、昭和初期に建てられた神社だったんですね。もっと旧くからあるとばかり思っておりました。
春の桜の季節以外でも遊歩道で楽しめる佐倉神社と信濃路自然歩道、ぜひ歩いてみてくださいね。