八ヶ岳を満喫!天狗岳~根石岳1泊2日のおすすめ周回コース

50代の夫婦で行くなら、八ヶ岳はゆったりスケジュールの1泊2日で。

いつもは半日程度の日帰り低山ハイクがメインの大原屋ですが、今回は久しぶりに山小屋泊の1泊2日で八ヶ岳。天狗岳(西天狗・東天狗)をメインンに唐沢鉱泉からの周回コースです。

私たち夫婦も気づけば50代半ばというオッサンとオバサンになっておりまして(;^_^A

若い方なら日帰りでもガンガン登れるルートですが、安全第一&ゆったり楽しもう!という山行です。

登山口に向かう途中の八ヶ岳の山々。夜明け前の景色にテンションが上がります。

登山口は唐沢鉱泉

前回、八ヶ岳に登ったのは2023年。その時は桜平から入山して、赤岩の頭、硫黄岳、横岳などを周り、硫黄岳山荘に1泊し、翌日に根石岳を経由して桜平に戻るコースでした。天狗岳まで行けそうな気もしましたが、無理せずに次回のお楽しみ!としておき、今回の山行を計画したという流れです。という訳で、初歩きとなる唐沢鉱泉から天狗岳の西尾根を登り、天狗岳を経由して、根石岳を目指します。

今回の登山口、唐沢鉱泉までの林道は砂利敷き舗装区間がほとんどですが、整備されていてありがたいです。

唐沢鉱泉から天狗岳を目指す場合、多くの方は駐車場直近の登山口から中央経路で登られる様ですが、今回はせっかくなので天狗岳西尾根を満喫しよう!という事で、枯尾の峰経由で行ってみます。

枯尾の峰に向かう登山口は、唐沢鉱泉山荘から200mほど下った場所、主張控えめの看板が出ています。

登山口から林にはいった瞬間にこの景色!角名川にかかる木製の橋と深い緑に思わず「おお~!」と声が出ます。

ほんの少し歩を進めただけで、苔の緑に囲まれた別世界。

斜面一面の苔を縫うようにして、しっかりした登りが続きます。

苔の緑に吸い込まれるようにして登って行きます。

素晴らしい景色の登山道ですが、尾根まではひたすら登り。

30分ほど登ると、枯尾の峰の標識にたどり着きます。

登山道から20mくらい?くだった先が枯尾の峰。

枯尾の峰

木々の間から南アルプスを見る事ができます。

軽く一息ついて、尾根道を進みます。

枯尾の峰から中央経路の合流ポイントまでは、ナカナカの登り。しかも、登山道なのか?ケモノ道なのか?と不安になる箇所もアリ、ゴツゴツした岩を登るポイントもあり「結構険しい!」区間でした。


1日目(唐沢鉱泉~枯尾の峰~天狗岳~根石岳~根石岳山荘泊)

唐沢鉱泉駐車場▶(30分)▶枯尾の峰▶(30分)▶西尾根中央経路分岐▶(50分)▶第1展望台▶(60分)▶第2展望台▶(45分)▶西天狗岳▶(30分)▶東天狗岳▶(60分)▶根石岳▶(10分)▶根石岳山荘(泊)

※区間タイムには休憩時間などは含みません。


天狗岳西尾根中央経路分岐

中央経路の分岐に着いたとたんに一気に道が開けて、人の気配も感じます。軽く一休みして、木の根元に置いてある看板に目をやると・・・

枯尾の峰

荒れています

の文字。

確かに荒れていました!まずは無事にここまで来れて良かった(;^_^A

さて、気を取り直して先へ進みます。ここまでと違って、登山道も明確で安心感が違います。

とは言え、引き続きイイ感じの登り。

久々の高山なので、息もあがります・・・

トレランの方や、軽装で日帰りの方も多く、そのスピードに刺激を受けますが、無理せずマイペースで。

林を抜けた途端にこの絶景!天気もバッチリ快晴で最高ですね。

今日向かう先のルートの全容と根石岳山荘も見えています。

ちなみに、ここが第一展望台だと思いこんんで、先走って休憩しちゃいましたが(笑)、実際はもう少し先が展望台でした。
というか、同様にココで休憩していた我々以外の3組ほどの皆さんも同じよう第一展望台だと思っていた模様。

林を抜けた途端に、スカッ!と景色が望める場所なので、思わず休んじゃいますよね~

天狗岳西尾根の第一展望台

天狗岳西尾根第一展望台
天狗岳西尾根第一展望台

こちらが第一展望台。ちゃんと標識も出ていますし、なんといっても視界の広さがちがいます!

天狗岳西尾根第一展望台からのパノラマ

天狗岳西尾根第一展望台からのパノラマ
天狗岳西尾根第一展望台からのパノラマ

おにぎりを軽く食べてエネルギーチャージしたら先へ進みます。

気持ちの良い尾根道を進めば、その先が第二展望台です。

天狗岳西尾根第二展望台
天狗岳西尾根第二展望台

第二展望台まで来ると、天狗岳を手前に奥の方まで八ヶ岳の山々の全容が見えてきます。

西尾根第二展望台から望む天狗岳と八ヶ岳連峰
西尾根第二展望台から望む天狗岳と八ヶ岳連峰

南アルプス方面までバッチリ見ることができて、この場所も最高です。

ひと息ついたら、いよいよ西天狗岳へ!

尾根道の林を抜けると、待っているのが岩登り!

西天狗岳へ向かう岩登り
西天狗岳へ向かう岩登り

折り重なった黒々とした岩の合間を縫いながら、よじ登りながら、グイっと登ります。

頑張るポーズのカミさんですが、早くもややヘバり気味の様子(笑)

それでも斜面途中からも素晴らしい眺めを満喫できるので、やる気もでます。

西天狗岳山頂:標高2,626m

西天狗岳山頂:標高2,646m
西天狗岳山頂:標高2,646m

本日最初のピーク、西天狗岳(標高:2,646m)に到着!

少し雲が出て来たものの、基本はバッチリ快晴!どこを眺めても絶景です。

西天狗岳から望む、東天狗~根石岳~箕冠山~硫黄岳~赤岳~中岳~阿弥陀岳
西天狗岳山頂から望む八ヶ岳の山々

西天狗岳から望む、東天狗~根石岳~箕冠山~硫黄岳~赤岳~中岳~阿弥陀岳。硫黄岳の爆裂火口もハッキリ見える大パノラマを満喫したら、東天狗岳を目指します。

西天狗岳から一旦下って、東天狗岳の登り。先ほどの黒々とした岩とは売って変わってガラガラとした黄褐色の斜面です。

鋭角に尖った東天狗岳の山頂は「一見スグそこ」に見えますが・・・

急傾斜なので、スピードは上がりません。

山頂の人影も見えるし、声も聞こえて来て、ホンのそこまでなのに、何気に遠い東天狗岳。さぁ、もうひと登り!

東天狗岳山頂:標高2,640m

東天狗岳山頂:2,640m
東天狗岳山頂:2,640m

本日2つ目のピーク、東天狗岳(標高2,640m)に到着。標高で言えば東天狗岳は西天狗岳よりも6m低く、山頂も狭いのですが、尖った特徴的な山の形状からなのか東天狗岳の方が人気なのでしょうか?

山頂は登山者でギッシリ満員御礼でした。


1日目(唐沢鉱泉~枯尾の峰~天狗岳~根石岳~根石岳山荘泊)

唐沢鉱泉駐車場▶(30分)▶枯尾の峰▶(30分)▶西尾根中央経路分岐▶(50分)▶第1展望台▶(60分)▶第2展望台▶(45分)▶西天狗岳▶(30分)▶東天狗岳▶(60分)▶根石岳▶(10分)▶根石岳山荘(泊)

※区間タイムには休憩時間などは含みません。


東天狗岳から根石岳に向けて、鉄製の橋の架かる切り立った道を下ります。

下りきって白砂新道入口から振り返れば、西天狗と東天狗の美しい姿。

そして、本日最後のピーク根石岳を目指します。

西天狗と東天狗、2つの登りと比べたら根石岳までの登りはやさしいレベル。登山道も広いのでストレスなく進めます。

と言いつつ、後半で内ももが軽く攣り気味になってしまうという情けなさ(;^_^A

それでも、トラブルというほどでもなく山頂へ。

根石岳山頂:標高2,603m

根石岳山頂:2,603m
根石岳山頂:2,603m

本日3つ目にして最後のピーク、根石岳(標高2,603m)に到着

根石岳山頂から望む西天狗岳と東天狗岳(2025年8月18日撮影)
根石岳山頂から望む西天狗岳と東天狗岳(2025年8月18日撮影)

根石岳山頂から眺める西天狗と東天狗2つのピークはやっぱり素晴らしい!

前回2023年にも根石岳から同じアングルでパノラマ撮影してました。

根石岳山頂から望む西天狗岳と東天狗岳(2023年8月29日撮影)
根石岳山頂から望む西天狗岳と東天狗岳(2023年8月29日撮影)

さて、ここからはひと息下れば、本日の宿泊地「根石岳山荘」です。根石岳の直下にあって設備も充実しているありがたい山荘です。

なだらかな斜面を下れば山荘に到着。

根石岳山荘

充実の設備で人気の根石岳山荘
充実の設備で人気の根石岳山荘

歩き始めから約6時間。無事に初日のゴールに到着しました!


1日目(唐沢鉱泉~枯尾の峰~天狗岳~根石岳~根石岳山荘泊)

唐沢鉱泉駐車場▶(30分)▶枯尾の峰▶(30分)▶西尾根中央経路分岐▶(50分)▶第1展望台▶(60分)▶第2展望台▶(45分)▶西天狗岳▶(30分)▶東天狗岳▶(60分)▶根石岳▶(10分)▶根石岳山荘(泊)

※区間タイムには休憩時間などは含みません。


根石岳山荘に到着後は、まったり過ごす山小屋のお楽しみ。「山ごはん」と山荘の充実ぶりの記事に続きます!


八ヶ岳を1泊2日で満喫する関連記事


カレーの大原屋が登った低山ブログ


飯田市の低山に登るとプレゼントがもらえます!


信州味噌入りカレー専門店

カレーの大原屋

https://www.ooharaya.com/

尾沢あきら