
これまで数回登っている笠松山ですが、満を持して?三十三観音を巡る正規ルート「大原ルート」での山行です。
登山口は日本トレッキングの裏手です。
登山口へは飯田市西部山麓農免道路から、奥に入った場所にある日本トレッキングを目指しましょう。
農免道路の交差点。三和観光農園さんの看板が目印。

農免道路からの坂道を真っすぐ上って行けば、三和観光農園と日本トレッキング。

日本トレッキングの手前を右折して進みます。

道路脇には笠松山登山の案内看板。

クランク的に曲がって進めば登山口です。
日本トレッキングと笠松山大原コース登山口

道路の終点右側が登山者の駐車場になっています。

登山口に一番観音

身支度を整えて入山!

笠松山の登山道は基本的にキレイに整備されていますが、倒木のため木の下をくぐって進むポイントもあります。

登り始めの登山道にはコアジサイが多く咲いています。(6月初旬)

四番観音の場所は雰囲気があってカッコいい!

三十三観音を巡る「大原コース」ではその名の通り三十三体の観音様を拝む事ができます。
個人的には、四番観音が祀られている場所は一番のお気に入り。
左カーブとシンボルツリー的な巨木と観音様の像、しかも倒木の下くぐり。すごく雰囲気があります。
笠松山三十三観音を巡る「大原コース」
登山口(日本トレッキング)一番観音▶(10分)▶四番観音▶(15分)▶十番観音▶(20分)▶十五番観音▶(15分)▶二十一番観音(旧道通行止)▶(10分)▶二十五番観音(追分・合流ポイント)▶(15分)▶三十番観音▶(10分)▶三十三番観音・山頂展望台▶(15分)▶笠松山山頂三角点▶(10分)▶山頂展望台(昼食休憩)▶下山開始▶(15分)▶二十五番観音▶(15分)▶十五番観音▶(5分)▶十番観音▶(15分)▶登山口・下山完了

登山開始から十番観音までは良い感じの登り。
一番観音から十番観音まとめ画像
十番観音の先は少しゆったり区間。

十一番観音は左側の斜面道上に

十三番観音は、左カーブの左側、山に向かって設置されているので、うっかり見落とさないように。

特に休憩らしい休憩はとらず、観音様を拝みつつ、軽く水分補給をしながら進みます。

十五番観音~十七番観音の区間は、直線的でやや勾配がキツめ。

ギンリョウソウ(銀竜草)別名幽霊草

この区間は登山道の脇で、ギンリョウソウ(銀竜草)別名幽霊草(ユウレイソウ)を見ることができます。
ギンリョウソウ(銀竜草)は、ツツジ科の多年草で、薄暗い湿り気のある林床に生え、真っ白で葉緑素を持たないため、光合成をせず、菌類から養分を得る腐生植物として知られています。(グーグルカメラ検索)

十八番観音は、登山道から右の枝道に入った所にあります。勾配が緩やかになる区間なので、スイスイ進むと見落としてしまうかも?

山の神と並んで祀られています。

二十番観音も登山道の右側。

少し広場っぽくなっているので、休憩にも良いポイントですね。

十一番観音から二十番観音まとめ画像
二十一番観音は旧道(廃道)との分岐

二十一番観音は、旧道(廃道)の通行止め看板と一緒に祀られています。

看板には
通行止
この道は、笠松山の登山道の夏道として多くの人々に親しまれ利用されてきましたが、昭和36年の災害によって一部が崩れ落ち、その後修復を重ねてきました。しかし近年崩落が著しく落石等の危険が予測されるため、この道を廃道として進入を禁止します。
さらに北方壮年団の有志の皆さんの尽力によって二十二番・二十三番・二十四番の観音像を冬道へ移転し、 全33体の石仏を完備しました。
平成24年 北方生産森林組合
と記されています。
この登山道も長年、地域の方のご尽力により整備されてきているんですね。ありがとうございます。

二十一番観音から二十三番観音までの区間は、このコース内で一番キツイ登りの区間。そして二十二番観音から二十三番観音の区間は、他の区間と比べて距離も長いです。

二十四番観音の場所からは二十五番観音(追分)が見えるくらいの近さ。ほぼ同じ場所と言っても良いかもしれません。

二十五番観音(追分)で、梅ケ久保コースと合流します。

追分からも引き続き歩きやすい登山道。

二十八番観音は左側の道上にあります。

三十番観音は少し開けたクマザサの広場。

三十二番観音は左側の道上奥に。

山頂展望台手前に三十三番観音がその他の石碑と一緒に祀られています。

二十一番観音から三十三番観音まとめ画像
笠松山の山頂と山頂展望台は別の場所にあります。展望台を右手に見ながら林道を3分ほど進むと、左側に見出しテープと、うっすら登山道らしき道が確認できます。
個人的にはココに看板を設置してほしい(;^_^A

テープの印がなければ見落としてしまうかも?

低めのクマザサが茂る道を進むと、少し開けた林に。

ハッキリとした道があるとは言えませんが、踏み跡は残っている感じです。なんとなく進んでくと山頂にたどり着きます。

笠松山山頂三角点(標高1322.7m)と標識
山頂は眺望もなく、ひっそりと三角点と標識が設置されています。

登頂記念写真!

山頂から展望台までは10分ほどで戻れます。

山頂展望台の避難小屋と風越山。

曇天模様で南アルプスまでは見渡せませんが、飯田方面の景色を満喫。
景色をながめつつ、カップそば&おにぎりで一休み。

軽くストレッチをして下山に備えますw

雨が降る事はない天候でしたが、風も冷たくなってきたので下山開始。

下りは二十五番観音(追分)まで約15分。

危険な個所はほとんどないので、下山も順調に。

十番観音まで約35分で下りてきました。

順調に下山してきていますが、疲労はソレナリにありますね。

やっぱり四番観音の雰囲気は良い!

笠松山三十三観音巡り「大原コース」無事下山です!

最短ルートで登る梅ケ久保コース(往復約2時間30分程度)より、しっかりとした登山を満喫できます。山頂での昼食も含めて、約3時間30分での往復でした。
登山道もキレイに整備されていて登りやすく、満足度も高い山ですので是非チャレンジしてみてくださいね。
笠松山三十三観音を巡る「大原コース」
登山口(日本トレッキング)一番観音▶(10分)▶四番観音▶(15分)▶十番観音▶(20分)▶十五番観音▶(15分)▶二十一番観音(旧道通行止)▶(10分)▶二十五番観音(追分・合流ポイント)▶(15分)▶三十番観音▶(10分)▶三十三番観音・山頂展望台▶(15分)▶笠松山山頂三角点▶(10分)▶山頂展望台(昼食休憩)▶下山開始▶(15分)▶二十五番観音▶(15分)▶十五番観音▶(5分)▶十番観音▶(15分)▶登山口・下山完了
飯田市西部六低山巡礼「御朱印手形」発行中

カレーの大原屋では独自に飯田市西部六低山巡礼「御朱印手形」の発行とプレゼントを行っています。笠松山も6低山の一つに選定してありますので、六低山の巡礼にチャレンジしてみてくださいね。